OCN で IPv4 も IPoE 接続する

ネット接続が光でギガな昨今でも、自宅は VDSL なので最速でも100Mです。。
それでも大丈夫なんですが、度々遅いので改善できないかググってみた所、OCN は2020年6月から IPoE 方式のインターネット接続提供を始めていて、改善が期待出来そうな感じでした。
そして実際に変えてみて、自分の場合は改善しました。

現状の接続状況を確認する

確認できるサイトが OCN にあります。

IPoE接続環境確認サイト
OCNのお客様のためのサイトです。
確認ボタンを押してください。
接続環境とIPアドレスが確認できます。

https://v6test.ocn.ne.jp/

自分の場合、IPv4 は PPPoE、IPv6 は IPoE でした。
IPv4 も IPoE になれば、改善が期待できそうです。

IPoE 接続を利用する

案内されている利用方法は、

  1. 市販のルーターを使用する
  2. ホームゲートウェイを利用する
  3. OCN v6アルファ(レンタルルーター)を利用する

の3通りです。
自分の場合は 1. がお手軽に感じたので、OCN対応おすすめルーターに紹介されていた IOデータのルーター(WN-DAX1800GR/E)をポチりました。

アイ・オー・データ WiFi 無線LAN ルーター WN-DAX1800GR/E (Amazon)

ルーターを交換する

交換前は NEC Aterm WG1200HP3 を使用していました。

交換前(左)の WG1200HP3
交換後(右)の WN-DAX1800GR

新しいルーターに交換して設定を済ませてネット接続できたので、先のページで IPv4 の接続状況を確認しました。が、なぜか PPPoE のまま。

調べてみたところ、今までの感覚で「PPPoE 認証」で接続していたのが原因でした。
「IPv4 over IPv6 (MAP-E)」に変更したら、IPv4 も IPoE 接続になりました。

「PPPoE 接続」から、
「IPv4 over IPv6 (MAP-E)」に変更。

手動で接続設定せずに、自動判別に頼れば良かったらしいです。
今どきはID、パスワードが無くて接続できるんですね。。

変更前後の速度

フレッツ速度測定サイト で計測した結果、改善されていました。

変更前の PPPoE 接続

変更後の IPoE 接続

時間帯によっては IPv4 が 10 未満で IPv6 が 50 未満ぐらいの事があったので、それぐらいになる場合も、マシになっているんじゃないかと期待できそうです。
ただ、ギガの環境なら4桁行くと思うと、ちょっと哀しい現実ですね。。

変更前のルーターでも接続の設定で行けたのでは?→駄目でした

PPPoE 認証で接続していた事が原因で IPv4 が PPPoE 接続だったのなら、「前のルーターでも設定で出来たんじゃないのか?」という疑問が出てきます。

ということで、変更前の WG1200HP3 のマニュアルを確認しつつ進めてみましたが、

  • v6プラスモード
    日本ネットワークイネイブラー株式会社仕様のMAP-EプロトコルでIPv4 over IPv6通信する場合
  • IPv6オプションモード
    ビッグローブ株式会社仕様のMAP-EプロトコルでIPv4 over IPv6通信する場合

のどちらも IPv4 では接続できなかったので、ルーター購入は余計な出費とならずホッとしました。

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